気がつけば、3ヶ月もブログを更新していませんでした。「ITがらみには(ブログに書くほど)面白い話題がない」し、実父母&義父母、4人の老人介護に追われていたこともあり、ネタ不足だったからです。
しかし、なにも書かないと、生きているのか?と思う方も出てくるかもしれないということで、近況報告です。(^^;)
(孔明志というユニークハンドルを使い続けて20年、IT業界ではそれなりの知名度もある実名とリンクしていることもあり、不特定多数に私という個人が特定されると、第三者に迷惑がかかる可能性もあるのでURLは書けませんが、別ブログで介護日記を書いており、そちらは頻繁に更新しています。私を知っている人なら、いくつかのキーワードを組み合わせれば、見つけることはできると思いますので、関心のある方はお探しください。どうしてもわからないという方はご連絡ください。内緒でお知らせします)
さて、本題の近況報告です。
実は・・・昨年、ひょんなことから酒造りに関わり始めました。蔵人修行を始めたのです。今が酒造りの旬というわけで、毎日、米や酒と格闘しているので、他のネタを追い回している余裕もないというのもありまして・・・。
振り返れば、2年ほど前に、こんな記事を書きました。
その時は、まさか自分が酒造りに関わるとは考えていなかったのですが、老親4人の介護に追われ、本業も構造不況で鳴かず飛ばずという状態なので、新しい仕事を模索していたところ、酒造の当主の息子である友人(本人は歯科医)に、「酒造りをしないか」と誘われたのです。
今まで「(酒造は)親父の代で終わり」と聞いていたので、まさかと思ったのですが、私が現場に関わることで(歯科医と兼業で)酒造もやっていけると判断したようです。
現在、酒造りに関わっている杜氏が高齢となり、そろそろ来て貰えなくなりそうだし、次期杜氏候補として関わって欲しいというのです。
面白そうな話ですし、乗ることにしました。と言うわけで、文字通り五十の手習いです。ベテラン杜氏の下で、酒造りを教わることになりました。
さて、この「こだわりの蔵元」が造る日本酒は、薄い黄色みを帯びた原酒です。アルコール度も高く、濃い味わいに高めの価格設定にも関わらず、通には評判が高いお酒です。当主が偏屈なので、知名度は下がってしまいましたが、世代交代することで積極的な展開もできることでしょう。
今の季節のお勧めは、生酒とおり酒。どちらも、冬場だけしか飲むことのできない季節商品です。
本当は生酒の方が美味しいのですが、麹が活発に働き、発酵が止まっていない「おり酒」は、見た目だけの「にごり酒」と違い、一般の酒店では入手できないこともあり、珍重される傾向があります。
と言うわけで、興味のある方は、ぜひご連絡ください。
4月11日 追記
今週、この蔵元に激震が走りました。
まずは、先週末、当主が転倒し、大腿骨を骨折。数年前から赤字続きだったことが判明すると、後継者となる友人とその姉との間にお家騒動が勃発、あれよあれよという間に廃業の方向に進み始めました。(;_;)
経営者一族が廃業を決めた以上、他人である私が口出しできる話ではありませんが、今年は夏用のおり酒発売も予定していたし、特徴もあり、ファンも多い銘柄だけに、それがなくなってしまうのは惜しまれます。
11月1日 追記
紆余曲折がありましたが、とりあえず廃業の話は若干先延ばしになり、今年も仕込みが始まることになりました。
ただ、せっかくの蔵人修行は終わりました。近い将来、廃業することは決めたようなので、修行する意味がなくなってしまったからです。
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