昨年末から、実家の目の前でアパートの新築工事が始まっています。
もちろん、工事前には施主と施工業者(ミサワホーム)が(定型の)挨拶に来ました。(残念なことに私が不在の時で、高齢の母が対応したため、こちらからのリアクションはありません)
しかし、先日ちょっと腹の立つ迷惑行為を当たり前のように行おうとしているので、強いクレームを入れることにしました。
その日(1月9日)は基礎の生コンを投入する日でした(前日までに現場の作業員からは聞いていました)が、到着したポンプ車をごく当たり前の作業として我が家の車庫前に固定しようとしていたのです。
ポンプ車だけでも車庫を半分塞いでしまいますし、ミキサー車が来れば、我が家は完全閉鎖されることに。
現場作業員に「ここは車が出入りする車庫。出られないのは困る」というと、「ミキサー車はすぐに寄せられますから」と平然と答えます。(ポンプ車はそう簡単に寄せられません)
なるべくなら現場の作業員とは喧嘩をしたくないことと、当日は我が家の予定もたいしたことがないため、とりあえずは了承したものの、少なくともポンプ車はもっと奥まで入れるよう指示しました。
しかし、他家の工事で「(迷惑を受ける側の)私が(作業者に)お願いして対応して貰う」という流れを作るのは不本意です。
実は、この新築工事が始まる前、旧宅の解体工事の時も我が家の前を塞がれたり、解体時のゴミ(とくに釘など)が車庫前の路上に巻き散らかされ、トラブルになっていたこともあり、新築工事が始まる頃から、我が家の門を全面開放して、さりげなく(頻繁に)車の出入り(があること)を主張するとともに、現場作業員には「(我が家の)車庫前には車を駐めない」よう申し入れていました。
その効果もあり、それまでは2tトラックなども(到着後は)工事現場の敷地内に乗り入れ(とは言っても、はみ出しているので隣家の出入り口前を塞いでいます)、我が家の車庫前を長時間塞ぐことはなかったのですが、生コン投入だけでなく、今後の足場や資材の搬入や建物の組み立てのための重機が入ることを考えれば、それで良しとすることはできません。
現場の作業者には「(工事監督者が)事前にキチンと説明とお詫びに来ないので、クレームを入れることにするよ」と伝えると「(下請けの)工務店に言えばいいよ」と。
しかし、工務店は建築工事全体の一部しか引き受けていない訳で、全体を管理するのは元請けのミサワホームです。
現場に掲示されている看板には、工事の詳細日程を掲示していないので、当日にならないとなんの作業が行われるかもわからないのでは困ります。
どうしても他家を塞がざるを得ないのであれば、それなりの事前説明とお願いは必要不可欠です。
と言うわけで、ミサワホームの工事監督者を呼びつけることにしました。看板にある「現場管理担当者」に電話を掛けてみたところ、「本日は休業日…」という冷たい留守番電話のアナウンス。
ホームページで入居者用の24時間対応電話を見つけたので、とりあえずクレームし、連絡を取らせることにしました。
1時間ほど過ぎて、管理担当者から電話が掛かってきたものの「今日は行けません」という安易な返事。(そりゃ、休日ですからね)それなら「代わりに上司に来させろ」と言うと「わかりました。本日中に伺います」と。(休日に上司まで呼び出されることはまずいと考えたのでしょう)
そもそも、我が家の車庫前を塞がなくても生コン投入はできるはずです。
現場敷地の入り口は我が家側にしかありませんが、我が家側と反対側にも(塀はありますが)道路があります。
そちら側から生コンを投入すれば他家の門を塞ぐようなこともせずに作業ができるはずなのです。
にもかかわらず、安易に他家を塞ぐ方法をとっているわけで、しかも挨拶すらない傍若無人さは許せません。
私が指摘したポイントは以下の4つです。
1.今後の工事の予定、とくに大きな資材搬入や重機作業などの(道路を塞ぐ)予定は近隣住民にもわかるよう、掲示板を設置して事前に明示すること。2.一方的にアナウンスすればいいのではなく、どうしても困る日時などを尋ね、対応すること。3.定期的(最低でも週1回)に(監督者が)近隣の家庭を訪れ、迷惑を掛けていないかなどを確認すること。4.この話は、担当者個人の胸にしまわず、会社に戻ったら、上司に報告し、他の現場でも同様にすること。です。我が家としては、両親のデイサービス送迎車が来る時間帯も避けることを付け加えました。それと、「今後も改善されることがなければ、対抗措置をとる」と伝えておいたのです。
しかし…、その後も一切の対応をしないまま、昨日も生コン投入が行われました。
幸か不幸か、昨日は私も長時間外出することになっていたので、現場作業者には許諾しましたが、翌日以降、対抗措置を発動することを決定するとともに、再び管理担当者を(本日)呼び出しました。今回は、上司も連れて来るよう指示。
そして、今日… 二人でやってきたのですが…
担当者曰く「先日(呼びつけられた際に)工程を説明していたので、それで十分だと考えていた」と言います。あらためて今後の予定を尋ねると、「明日(土曜日)に足場を搬入します」との回答。
まずは「残念だが、先日の宣告通り、車庫前に愛車を出しておくから大型車両は入れない、借りている隣接駐車場から手で運べばいい」と冷たく宣告。
「申し訳ございません」を繰り返す担当者と上司に、「ほかの方法は考えつかなかったのか?」と尋ねました。
前述したように、庭側の道路から作業することはできるのです。(しかも、他家の出入りを塞ぐことはありません)
これだけ言っても理解できていないようなので、具体的に教えると、ようやく理解した様子です。しかし、どうしても我が家側を塞ぐことになりそうな大きな問題についてはまだ気づいていないようなので、振ってみました。「建物の組み立ては、職人が手で行うのか?」と。
ここで、ようやく気づいたようです。慌てて「ユニック(クレーン車)が入ります」と言います。
ここまで鈍い担当者ですから、私も安易に了承することはできません。
再度ポイントを教えるとともに、「現時点では信用ゼロだから、対抗措置は実施する。(道路使用許可も得てないことは明らかだし)今後は迷うことなく110番するから、(直接、処分を受ける)下請け業者にもしっかり申し伝えておくように」と指示するとともに、今回の顛末と対応策をさらに上司の記名押印付きの文書にするよう要求。
また、(担当者自身で)明日にでもあらためて近隣各戸に挨拶回りするようにとも指示しました。
ちなみに、対抗策はこんな感じです。
我が家の車庫から愛車を少しはみ出させます。
この状態でもバンパーから向かいの電柱までは2.2m程度空けてあるので、普通車程度なら十分に通行できます。
ただし、大型車両で入ることはできないでしょう。
ミサワホームがキチンと対応できるようになったと確信するまでは、連日この状態を維持するつもりです。
1月19日 追記
午前9時半、担当者が来て近隣に声掛けした後、我が家にもやってきました。
工程掲示板は21日(月)に掲げるということと、本日の足場搬入は向かい側から行うよう指示したと聞きました。
足場の搬入は11時頃と聞いていたので、確認しようと外出予定を遅らせ、様子を見ていたのですが、14時近くなっても来ないので外出しました。実家にいた母によると、入れ替わるように到着し、足場を組んだそうです。(搬入自体は、向かい側の道路から行っています)
1月21日 追記
今朝8時、大勢の作業員と資材を積んだ2tユニック車も到着、命じていた工程表と駐停車禁止の表示が掲示されました。
いよいよ建築が始まるのでしょう。
資材の搬入は先日同様、向かい側の路上から行っています。最初からそうすれば良かっただけのことなんです。
ほんの少しの気配りをしなかったことから、自社のイメージを悪くしてしまった元請けのミサワホーム、そして、その結果、塀越しの搬入など効率の悪い作業を強いられることになった下請け工務店。果たして、どれだけ反省しているのか。
ほかの現場で、同じようなことをしなくなればいいのですが・・・。
とりあえず、本日の段階ではかなり改善されたことになりましたので、本日は愛車を引っ込めることにしました。
(ただし、今後の状況次第では、再び道路閉鎖することもあるし、110番通報もあり得ます)
余談ですが、建築確認書類上は、我が家正面側から3台、正面道路側から1台分の駐車場となっていますが、現存する塀は壊さないようですし、かなりの段差があるため、車両の出し入れは難しそうです。
ミサワホームによれば、「(駐車場は)施主がやる(ので、関与していない)」とのことでしたが、居住当時の施主の言動などを考えると、本当に駐車場を作るのか?という疑問も残ります。
もっとも、我が家としては、我が家側に3台分の駐車場を作られるより、ない方が助かるので、その辺りは突っ込まないことにします。(笑)
まずは、柱を立てるのかと思えば、パネル工法だそうで、昼過ぎには1階の外壁と天井が組み上がり、内部の工事が進みます。夕方にはシートを被せ、明日の雨(雪)に備えている様子。朝掲げた工程表によれば、明日は休止だそうです。
それにしても、(私のクレームから)様々な掲示が増えたとはいえ、一時的に借りている駐車場にまで看板を掲げていたのには思わず苦笑しました。
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